猫の通院記録(ヒモを飲んで手術した話①)動物病院の費用

猫が調子が悪くなってしまい通院したので、記録に納める。
猫を飼ったのはこれが初めてなので、いろいろ学んだことがあった。
それを最後にまとめようと思う。

猫の嘔吐が続いていた。いつもと違い何日も続く。
腸内に紐が入っているため、開腹手術が必要である。
費用に腰を抜かす。
セカンドオピニオンを聞くことにする。

なぜかゴムが大好き・・・

症状

(1)嘔吐

1週間くらい前から嘔吐を繰り返していた。

たべたご飯をそのまま吐いたり、透明な胃液を吐いたり、茶色い胃液を吐いたりしていた。

しかし元気で、食欲もあったため、様子を見ていた。

嘔吐は時々していたので(猫はそういうものらしい)。


(2)声

急に元気がなくなって、弱々しい声を出すようになった。

目も時々涙目になっていた。

夜はいつもより甘えて、布団の上に乗っかって来ていた。


(3)元気がなくなる

あまり動かないでじっとしていることが多くなった。

そして、たびたび吐いている。

吐いた内容物の中に、長いヒモ(ゴム)が出てきた。

おもちゃにつけていたゴムをたべてしまったらしい。



実は、このゴムは元々おもちゃについていたゴムでは無かった。

元々のゴムはすぐに噛み切ってしまったため、適当なゴム紐で代用していた。

これがまずかったようだ。



おもちゃについているゴムは一応安全性を考えられて使用されている。

そのため、元々のゴムは糞に混ざって出てきていた。


しかし、代用したゴムは危険なものだったようだ。

結果的に引っかかって出てきにくいものを使用してしまった。

いつもと様子が違ったので急いで病院に行った。


ねこは意外と体調が悪くても元気な様子でいるので注意が必要だ。

診断結果(動物病院1)治療1日目

まず、初めに最寄りの動物病院に行った。

超音波のエコーによる診断で、紐が腸に入っていると診断された。

胃にあるうちは内視鏡で取れるが、腸に入ったら手術しなければならないとのことだ。

現時点では腸に異常はないが、放置しておくと腸が切れ穴が空いてしまうこともある。

心配だったので翌日の手術を申し込んで帰宅した。

紐など異物が腸に入ってしまった場合、かなり危険らしい。
↓参考にしたサイト(通院した病院ではありません)

[blogcard url="https://haruanimalhospital.com/blog/nekohimo.html"]




病院で言われたこと

  • 腸の断面の写真に点のように見えるものがある。これがおそらく紐である。
  • 角度を変えて写すと腸の真ん中を線のようなものが通っている。これが紐だろう。
  • これが糸だったら緊急手術しなければならないところだった。
  • 胃にあるうちは内視鏡で取れるが、腸にいってしまったら手術しないと取れない。
  • 放っておくと腸に穴が空いて水が漏れたりし壊死してしまう。そうすると大変な手術になる。
  • あとは飼い主さん次第です。
  • 料金は大体15万円から。あとは手術してみないと分からない。
  • 手術後は様子を見て日帰りで帰れる。




家に帰ってから気になり、いろいろ調べてみた。

猫を飼ったのは初めてで、大きな手術もしたことがなかった。

手術の料金にまず驚いた。




だが、調べた限りでは、これくらいの金額はかかることが多いようだ(病院によってピンキリ)。

また、腸に紐が入るということは、危険な状態には違いなさそうだ。




しかし、どうにも納得しきれない、モヤモヤしたものがあった。

というのも、あまりにあっけなく手術を決めてしまったからだ。

猫にとっても腸を切るというのはそんなに楽なものではないだろう。



診察が始まって10分、早急すぎたのではないか。


かなり調べたが安心できず、犬やシマリスを飼っていた親に相談してみた。

経験談からセカンドオピニオンをもらったほうが安心できる、と言われた。

今はどんな相手でも、自分でよく見てよく考えて判断しなければならないと。もっともな意見だ。




念の為、犬やシマリスがお世話になった実家近くの動物病院で、もう一度見てもらうことにした。




手術を予約していた病院には断りのメールを入れ(電話はもう通じなかった)、
翌朝すぐに実家近くの病院に連れて行くことにした。



朝9時予定の手術を前夜のメールで断ることには抵抗があったが、
17:30に病院に行き、18:00に手術を決めるという早急さだったのだ、やむを得まい。
大事な家族の命がかかっているのだ。

本当に大事なことの前に、それ以外のことは些細なことに過ぎない、
と判断した。


今回学んだこと

・紐やゴムなど、猫には危険なものがある(安易に使用しない)
・治療は早いほど、猫にも負担が軽く、治療費も抑えられる
・嘔吐が続いたり元気がない時は早めに病院へ行く
セカンドオピニオンは大切
・動物の治療費は想像以上にかかる

続く